今、手塚治虫『どろろ』
百鬼丸が |
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鞍馬に住まう明国帰りの医術師・寿海は、薬草を採集中に突如物のけに襲われた。そのとき、川上から漂流した赤子を拾ったが、その赤子は生まれながらに四肢を喪失していた。磐座大明神の加護によって難を逃れた寿海は、赤子を百鬼(幼名・鬼若)丸と命名し、恩師瑶陀の教える念動力によって鬼若丸の機能を発現させるために懸命の医術をほどこす・・・・・・しかし百鬼丸には呪われた出生の秘密が隠されていた。 |
学研M文庫(伝記Mシリーズ) ISBN4-05-900060-4 本体価格 660円 |
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戦雲急を告げる京都・鞍馬の山中で、医師・寿海に育てられた百鬼丸は、艱難辛苦の修行によって人知を超える念導力を身につけた。だが、ある夜、悪夢のなかに現れた魔像が、自分の出生の秘密を告げた。父と思われる武将・醍醐景光が自分の野望とひいかえに、わが子の身体を犠牲にしたというのだ。父親を捜すため、立ちはだかる魔像との戦いを決意した百鬼丸は、彼を慕う孤児・どろろの助けを得て、戦乱の越の国へ旅立った・・・・・・。 |
学研M文庫(伝記Mシリーズ) ISBN4-05-900061-2 本体価格 580円 |
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琵琶法師の法一と出会い、北辰秘鷹剣の技を習得した百鬼丸は、ついに父・醍醐景光の所在をつきとめた。男の子を装うどろろの活躍で、山城に潜入し、そこで見たのは母と、血を分けた弟の姿だった。果たして景光は、本当にわが子を犠牲にして魔像に魂を売ったのか。母はそれを知っていたのか。過酷な出生の秘密の真相に迫る百鬼丸とどろろの雪手に、魔像は恐るべき大襲撃を開始する。固い絆で結ばれた二人の運命の行方は・・・・・・。 |
学研M文庫(伝記Mシリーズ) ISBN4-05-900062-0 本体価格 660円 |
表紙は切り絵の百鬼丸氏。 |